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hs-life-a1156 高2研修旅行~東北方面最終日~

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高2研修旅行~東北方面最終日~
【仲間とともに歩んだ4泊5日の旅、学びと感動の最終日】
10月11日、4泊5日の研修旅行は最終日を迎えました。6時30分に起床し、6時45分からの朝食で一日の活力を満たしました。出発準備を整え、8時15分にバスで会津若松市内へ。バスは「鶴ヶ城グループ」の1号車と「武家屋敷グループ」の2号車に分かれており、私は「武家屋敷グループ」のバスに乗車しました。
磐越自動車道経由で、浜通りから中通りを抜け、会津へ向かう約110分の道中、バスガイドの石戸谷さんから福島の豊かな自然と歴史についての興味深いお話を聞きました。
「中通りは、秋になると柿やぶどう、林檎など旬の果物が多く出荷されます。」「トンネルを抜けて左側にある磐梯山は、磐は『岩』、はしは『梯子』を意味し、磐梯山が天へと続く『梯子』のようであるから『磐梯山』という名前になりました。1888年の噴火により地域に住む400人の方が犠牲となられ、荒れ地のようになってしまったわけです。」
10時15分頃に会津若松市に到着し、私たちは班別の自主研修を開始しました。私の班は、最初に江戸時代の暮らしを伝える会津武家屋敷へ行きました。戊辰戦争で焼失した家老・西郷頼母の邸宅が忠実に再現され、展示を通して武家文化や幕末の歴史に触れることができました。歴史資料館では貴重な資料を見学し、赤べこや起き上がり小法師の絵付け体験ができるコーナーもありました。
その後、鶴ヶ城を見学しました。2011年に赤瓦にふき替えられ、幕末当時の姿を取り戻した天守閣は、青空に映えていました。戊辰戦争の激戦に耐え抜いた歴史を学び、内部の博物館では会津の歴史に関する展示を鑑賞しました。
昼食は、会津のご当地グルメ「ソースカツ丼」が名物のお店「なかじま」へ行きました。賑わう店内の中、私たちは元祖煮込みソースカツ丼を注文し、東北最後の味覚を堪能しました。
七日町駅前駐車場で集合した後、約80分かけてバスで郡山駅へ向かいました。石戸谷さんは最後に、「私の拙い話を最後まで聞いてくださり、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べました。石戸谷さんは出身地の青森弁で、さよならを「へばな」と言い、別れを告げました。
13時25分、七日町駅前駐車場に集合し、13時30分にバスで郡山駅へ出発しました。14時50分に郡山駅に到着後、15時30分発の新幹線「やまびこ144号」に乗車しました。約1時間半の旅を経て、16時48分に東京駅に到着しました。
17時10分、東京駅で解散となり、生徒たちはそれぞれの帰路につきました。東北の自然や歴史、震災復興の歩み、そして仲間との絆を深めた5日間の旅は、高校生活のかけがえのない思い出となりました。
そして、私たちを安全に目的地へ連れて行ってくださった千田さん、バス越しから見える地域についての耳寄り情報を教えてくださった石戸谷さん、5日間ありがとうございました。
新聞部 AKI




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