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校長ブログ(10/28)
「藤嶺祭」ご挨拶
 
 藤嶺台には秋がそこかしこにやって来ています。遊行寺境内も日ごとに秋色に染まりつつあります。そして、藤嶺藤沢では、いよいよ生徒諸君の文化活動の成果を楽しんでいただける「藤嶺祭」の開催となります。
 本年で第94回となる伝統ある藤嶺祭を開催するにあたり、藤嶺祭実行委員を中心とした生徒の皆さんの英知と実行力に、また、生徒諸君を陰ながら支えてきた関係諸先生方のご尽力に対し、まずは大いなる敬意を表したいと思います。
 ご承知の通り、2020年からの2年間は、コロナ禍でほぼすべての学校行事が中止という憂き目に遭いました。昨年は「with コロナ」ということで、制約を設けながら徐々に学校行事を再開していきました。昨年の藤嶺祭は、制約がありながらも3年ぶりの開催であったためか、生徒の皆さんの笑顔がはじけるようでした。余談ですが、今年の1月・2月の高校入試の面接で、ある受験生に志望理由を尋ねたところ、「昨年藤嶺祭に来た際に生徒の皆さんが本当にいい笑顔をしていたから。」と答えてくれました。そして、いよいよ今年は「afterコロナ」の藤嶺祭であり、「フルスペック」の藤嶺祭です。きっと生徒の皆さんの最高の笑顔が咲き誇る藤嶺祭になることでしょう。
 今年の藤嶺祭テーマは「ADVANCED」です。コロナ禍をくぐり抜け、自分たちは停滞していたのではなく、実は進歩していたのだ、前進していたのだ、という実相を来場者に見ていただきたい気持ちがこもっています。展示にしても、企画にしても、露店にしても、きっとこのテーマの真髄を感じらるものとなるでしょう。そして、全員が茶道に取り組む藤嶺生の「おもてなし」も感じられる藤嶺祭となれば最高です。
 さて、PTAの皆様も今年の藤嶺祭への思い入れは相当なものがあると感じています。役員の方々は、正に毎週会議を重ねてPTA企画を練り、同時に藤嶺祭実行委員の生徒を励まし勇気づけ、援助の手を差し伸べてくださったことに対し、心から感謝申し上げます。そして何より「おやじの会」による「炒麺復活」が実現することは、大変嬉しいことと思います。
 皆様には、何とぞ10月28日(土)・29日(日)の藤嶺祭へのご来場を賜り、発表、展示、企画等をご覧いただけましたら幸いです。そして、生徒諸君への労いのお言葉や忌憚のないご意見とご助言を賜りますようお願い申し上げます。
 むすびに、本年の藤嶺祭を開催するにあたり、関係各位の多大なるご理解とご協力に学校を代表して御礼申し上げ、ご挨拶と致します。

藤嶺学園藤沢中学校・高等学校
校長 林 学
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