
十五夜満月
今年の十五夜(中秋の名月)は、昨年に続き満月にもあたり、9/29(金)がその日(旧暦8月15日)でした。昨年は9/10が十五夜でしたが、今年は9/29でした。昨年に比べてかなり遅いのです。その理由は、今年の旧暦2月1日は、2月20日でした。そして、3月22日から4月19日までが、「旧暦閏2月」だったのです。すなわち、今年の旧暦には「閏月」が入っていたのです。だから、今年の旧暦8月15日は、昨年に比べてかなり遅かったのです。
今年の十五夜は、18時頃は「無理だなぁ」という空模様でしたが、19時前後は雲が切れて、清かな満月がよく見えました。20時頃になると再び曇り、翌朝4時頃の西に沈もうとするお月様は、やはり曇り空にぼんやりという状況でした。
令和5年は、満月が13回ありますが、満月の夜に快晴で輝くような満月が見られることはなかなかないのです。これも「巡り合わせ」です。
さて、以下は毎年書いていることです。
俳聖松尾芭蕉は、元禄2年(1689年)の3月27日、弟子の曾良を伴い『おくのほそ道』の旅に出ます。下野・陸奥・出羽・越後・加賀などを巡り、元禄2年8月14日(旧暦)に越前敦賀に入ります。敦賀気比神宮に参拝した松尾芭蕉は、時宗二祖真教上人の「お砂持ち」の遺徳を偲んで「月清し遊行のもてる砂の上」と詠んだのです。日付から見ると、これは中秋の名月の前日に当たります。
※「お砂持ち」
「遊行のお砂持ち」と呼ばれ、鎌倉時代の正安3年(1301年)に、遊行二祖他阿真教
上人が越前国に遊行した際、氣比社(のちの氣比神宮)の参道がぬかるみ民衆が難渋し
ているのを見て、自ら砂を運び修繕したという故事です。この故事にならって、現在
でも遊行上人の交代時にはお砂持ちの神事が行われます。遊行七十五代他阿一浄上人
のお砂持ちは、令和5年5月14日に勤修されました。
今年の十五夜(中秋の名月)は、昨年に続き満月にもあたり、9/29(金)がその日(旧暦8月15日)でした。昨年は9/10が十五夜でしたが、今年は9/29でした。昨年に比べてかなり遅いのです。その理由は、今年の旧暦2月1日は、2月20日でした。そして、3月22日から4月19日までが、「旧暦閏2月」だったのです。すなわち、今年の旧暦には「閏月」が入っていたのです。だから、今年の旧暦8月15日は、昨年に比べてかなり遅かったのです。
今年の十五夜は、18時頃は「無理だなぁ」という空模様でしたが、19時前後は雲が切れて、清かな満月がよく見えました。20時頃になると再び曇り、翌朝4時頃の西に沈もうとするお月様は、やはり曇り空にぼんやりという状況でした。
令和5年は、満月が13回ありますが、満月の夜に快晴で輝くような満月が見られることはなかなかないのです。これも「巡り合わせ」です。
さて、以下は毎年書いていることです。
俳聖松尾芭蕉は、元禄2年(1689年)の3月27日、弟子の曾良を伴い『おくのほそ道』の旅に出ます。下野・陸奥・出羽・越後・加賀などを巡り、元禄2年8月14日(旧暦)に越前敦賀に入ります。敦賀気比神宮に参拝した松尾芭蕉は、時宗二祖真教上人の「お砂持ち」の遺徳を偲んで「月清し遊行のもてる砂の上」と詠んだのです。日付から見ると、これは中秋の名月の前日に当たります。
※「お砂持ち」
「遊行のお砂持ち」と呼ばれ、鎌倉時代の正安3年(1301年)に、遊行二祖他阿真教
上人が越前国に遊行した際、氣比社(のちの氣比神宮)の参道がぬかるみ民衆が難渋し
ているのを見て、自ら砂を運び修繕したという故事です。この故事にならって、現在
でも遊行上人の交代時にはお砂持ちの神事が行われます。遊行七十五代他阿一浄上人
のお砂持ちは、令和5年5月14日に勤修されました。