
皆さんご存知のように、鹿児島県トカラ列島近海では、6月下旬から地震が頻発しています。7月6日には悪石島で震度5強の地震が立て続けに2回発生し、地域では今もなお不安な日々が続いています。気象庁の発表によれば、震度1以上の地震は1500回を超え、1日100回を超える揺れが観測される状況が続いています。
このような状況を受け、希望する島民はすでに島外へ避難しており、現地では必要最低限の人員で対応が続けられています。その中で、鹿児島県は十島村からの要請を受け、初めて「災害支援ナース」の派遣を決定しました。鹿児島市立病院と今村総合病院から1名ずつ、計2名の看護師が7月7日夜、悪石島へ向かったのです。地震のリスクが続く中、それを承知の上で島に入るという判断は、まさに医療人としての覚悟と使命感の表れと言えるでしょう。
派遣された看護師の一人、鹿児島市立病院の永尾香織さんは、出発式で次のように語りました。「災害支援ナース研修で学んだことを生かし、自分の安全を確保しながら、島民の皆さんを適切に支援できるよう努めたい。」永尾さんたちは、島内の高齢者施設に滞在しながら、7月13日まで常駐の看護師を支え、避難者の健康管理や生活支援にあたる予定です。
今回の出来事は、「誰かのために動く」という姿勢の大切さを私たちに教えてくれます。困難な状況の中でも、自ら危険を顧みずに支援に向かう姿には、言葉では言い尽くせない重みがあります。生徒の皆さんも、このような実例から“支える勇気”“寄り添う心”を学び取ってほしいと願っています。
被災地の安全と、一日も早い地震の終息を心より祈ります。
このような状況を受け、希望する島民はすでに島外へ避難しており、現地では必要最低限の人員で対応が続けられています。その中で、鹿児島県は十島村からの要請を受け、初めて「災害支援ナース」の派遣を決定しました。鹿児島市立病院と今村総合病院から1名ずつ、計2名の看護師が7月7日夜、悪石島へ向かったのです。地震のリスクが続く中、それを承知の上で島に入るという判断は、まさに医療人としての覚悟と使命感の表れと言えるでしょう。
派遣された看護師の一人、鹿児島市立病院の永尾香織さんは、出発式で次のように語りました。「災害支援ナース研修で学んだことを生かし、自分の安全を確保しながら、島民の皆さんを適切に支援できるよう努めたい。」永尾さんたちは、島内の高齢者施設に滞在しながら、7月13日まで常駐の看護師を支え、避難者の健康管理や生活支援にあたる予定です。
今回の出来事は、「誰かのために動く」という姿勢の大切さを私たちに教えてくれます。困難な状況の中でも、自ら危険を顧みずに支援に向かう姿には、言葉では言い尽くせない重みがあります。生徒の皆さんも、このような実例から“支える勇気”“寄り添う心”を学び取ってほしいと願っています。
被災地の安全と、一日も早い地震の終息を心より祈ります。