
ご存知のように、今年のNPBプロ野球は、横浜DeNAベイスターズが、レギュラーシーズンはセ・リーグ3位であったものの、クライマックスシリーズを勝ち抜き、さらに福岡ソフトバンクホークスとの日本シリーズを4勝2敗で制し、「日本一」となりました。
DeNAがポストシーズンを14試合戦い「日本一」になった要因は、さまざま言われていますが、一つ言えることは、ポストシーズンに入り「1試合ごとにチームとして成長し、1試合ごとにチームとして強くなっていった」という、「高校野球に似た現象」が起きたことでしょう(だからこそ見ていて面白い試合でした)。また、三浦監督は、短期決戦を意識して「ミスは忘れろ」という大胆な指示を選手に出していたことも大きかったと思います。(もうおわかりかもしれませんが、私はDeNAファンです。)
さて、日本シリーズが終わり、DeNAの一軍選手の契約更改が順調に進行中です。そういう中で、昨日(11/29)森原康平投手(32)の契約更改がありました。森原投手は、今季クローザーとして29セーブを挙げたDeNAの「守護神」です。交渉の結果、4.300万円増の年俸1億円でサインしたそうです。
森原投手は、2016年に楽天からドラフト5位の指名を受けてプロ野球の世界に入り、2022年途中に伊藤裕季也内野手との交換トレードでDeNAに入団しました。背番号は45です。
それに対して、森原投手の前のDeNA守護神は、2014年ドラフト1位でDeNAに入団した山﨑康晃投手でした。山﨑投手は、背番号19、新人王獲得、最多セーブのタイトル2度獲得、通算231セーブというクローザーとして輝かしい経歴を積んでいます。
このように、森原投手と山﨑投手を比較するとプロ野球選手としてかなりの差を感じざるを得ません。しかしながら、森原投手は今回のポストシーズン14試合中6試合に登板し、5セーブをあげています(最終戦はセーブがつかない状況で登板)。すなわち、森原投手の力投が、DeNAの「日本一」に大きく貢献したことは間違いありません。
その森原投手の契約更改後の写真が、今日(11/30)の神奈川新聞に載っています。1枚の色紙を持った写真です。その色紙には、「地道が近道」と書かれているのです。もちろん森原投手が書いたものです。ルーキーのシーズンから花開いた山﨑投手に対して、30歳を過ぎてようやく花開いた森原投手の「地道が近道」という言葉は、相当な重みがあると思うのです。そこには、「俺は山﨑投手のようなエリートではない。だからこそ人一倍地道にコツコツやるしかないんだ。」という「達観」の境地さえ感じるのです。9回のギリギリの場面に登板する森原投手が、ときに「笑っている」と表現される表情も、地道にコツコツやってきたという自負の表れなのかもしれません。
来年こそはリーグ優勝を達成したいDeNAに、この対照的な2人が「守護神」として同時に君臨すれば、必ずや念願叶う時来たると確信するのです。
DeNAがポストシーズンを14試合戦い「日本一」になった要因は、さまざま言われていますが、一つ言えることは、ポストシーズンに入り「1試合ごとにチームとして成長し、1試合ごとにチームとして強くなっていった」という、「高校野球に似た現象」が起きたことでしょう(だからこそ見ていて面白い試合でした)。また、三浦監督は、短期決戦を意識して「ミスは忘れろ」という大胆な指示を選手に出していたことも大きかったと思います。(もうおわかりかもしれませんが、私はDeNAファンです。)
さて、日本シリーズが終わり、DeNAの一軍選手の契約更改が順調に進行中です。そういう中で、昨日(11/29)森原康平投手(32)の契約更改がありました。森原投手は、今季クローザーとして29セーブを挙げたDeNAの「守護神」です。交渉の結果、4.300万円増の年俸1億円でサインしたそうです。
森原投手は、2016年に楽天からドラフト5位の指名を受けてプロ野球の世界に入り、2022年途中に伊藤裕季也内野手との交換トレードでDeNAに入団しました。背番号は45です。
それに対して、森原投手の前のDeNA守護神は、2014年ドラフト1位でDeNAに入団した山﨑康晃投手でした。山﨑投手は、背番号19、新人王獲得、最多セーブのタイトル2度獲得、通算231セーブというクローザーとして輝かしい経歴を積んでいます。
このように、森原投手と山﨑投手を比較するとプロ野球選手としてかなりの差を感じざるを得ません。しかしながら、森原投手は今回のポストシーズン14試合中6試合に登板し、5セーブをあげています(最終戦はセーブがつかない状況で登板)。すなわち、森原投手の力投が、DeNAの「日本一」に大きく貢献したことは間違いありません。
その森原投手の契約更改後の写真が、今日(11/30)の神奈川新聞に載っています。1枚の色紙を持った写真です。その色紙には、「地道が近道」と書かれているのです。もちろん森原投手が書いたものです。ルーキーのシーズンから花開いた山﨑投手に対して、30歳を過ぎてようやく花開いた森原投手の「地道が近道」という言葉は、相当な重みがあると思うのです。そこには、「俺は山﨑投手のようなエリートではない。だからこそ人一倍地道にコツコツやるしかないんだ。」という「達観」の境地さえ感じるのです。9回のギリギリの場面に登板する森原投手が、ときに「笑っている」と表現される表情も、地道にコツコツやってきたという自負の表れなのかもしれません。
来年こそはリーグ優勝を達成したいDeNAに、この対照的な2人が「守護神」として同時に君臨すれば、必ずや念願叶う時来たると確信するのです。