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校長ブログ(12/3)
徳川と遊行寺

 12月9日(土)13時30分からPTA主催の「遊行寺ツアー」が行われます。本校は、遊行寺が母体となってできた学校ですから、遊行寺について知る機会となる「遊行寺ツアー」は、とてもいい企画と思います。私も微力ながら協力致します。
 「遊行寺ツアー」当日には、宝物館も訪れることになっています。宝物館では、「特別展 徳川と遊行寺」が開かれています。NHKの大河ドラマ「どうする家康」は、12/17が最終回となるようですので、丁度いいタイミングで特別展を観覧できることになります。
 遊行寺と徳川家のつながりを表す文章が、特別展の紹介文冒頭にあります。それは、以下のようになっています。「東海道藤沢宿の古刹として名高い遊行寺は、徳川家との深い縁があるのです。徳川家康は、江戸に拠点をおいた直後の天正19年(1591)に、遊行寺へ百石の寺領を寄進し、幕府は歴代遊行上人に対して馬五十疋という伝馬朱印状を与え、遊行寺との関わりを深めます。そして遊行寺本堂裏手に鎮座する宇賀神社を「御先祖徳阿弥公」建立の祖廟と位置づけるのです。根拠となるのは、宇賀神社を建立し本尊として宇賀弁財天像を安置した室町時代の時衆僧・徳阿弥です。徳阿弥は、亀山天皇の孫で後醍醐天皇の従兄弟となる遊行十二代尊観上人(尊観法親王)の元で剃髪し、後に三河国松平郷(愛知県豊田市)で還俗して松平家始祖の松平有親となります。この有親から数えて八代目の広忠の嫡男が徳川家康です。」
 さて、家康公には有名な遺訓があります(偽作とも言われています)。それは、「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし、いそぐべからず。不自由を常とおもへば不足なし、こころに望おこらば困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基、いかりは敵とおもへ。勝事ばかり知りて、まくる事をしらざれば、害其身にいたる。おのれを責て人をせむるな。及ばざるは過たるよりまされり」というものです。遺訓中に「不自由を常とおもへば不足なし」とありますが、これは時宗の考え方にも通ずるものとも言えるでしょう。
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