
中学3年生は、中学校の修学旅行にあたる「熊野研修旅行」に出かけます。期間は、11/12(火)~11/15(金)までの3泊4日です。私は、校長として昨年に引き続いての引率となります。
熊野研修旅行は、平成25年(2013)11月に、私が学年主任兼担任として引率したのが始まりであり、今年で12回目となります。この旅行は、コロナ禍でも1度も途切れることなく実施され、「熊野には何か不思議がある」と思わせてくれるものの1つと感じています。
なぜ、藤嶺藤沢が「熊野」に行かなければならないのかについて、もう既にご存知の方も多いと思いますが、ここで再度確認しておきます。本校は、隣接する時宗総本山遊行寺(清浄光寺)を母体とする学校です。時宗宗祖一遍上人は、13世紀の1239年~1289年に生きた方ですが、出家をして日本全国を巡りながら修行の旅(遊行)を続けました。文永11年(1274)、36歳であった一遍上人は、四天王寺に詣で、ここから念仏札を配る(賦算)ことを始め、高野山を参詣し、熊野へと向かいました。熊野本宮近くに差しかかった上人は、一人の僧と出会い、念仏札を受け取る受け取らないで悶着がありました。そのことで、念仏勧進の心構えを仰ぐために熊野本宮証誠殿に祈願したところ、夢枕に熊野権現があらわれ、人々に念仏を勧める際の心構えを授かったのです。時宗では、このときを一遍上人が「悟りを開いたとき」としているのです。つまり、時宗にとって熊野は、一遍上人が悟りを開いた地であり、言うなれば「聖地」なのです。したがって、熊野研修旅行は、一遍上人の足跡をたどり、聖地を巡る旅であり、また、藤嶺藤沢のルーツに出会う旅でもあるのです。
熊野は「呼ばれなければ行かれない場所」と言われるように、今でも陸路では行きにくいところであります。だからこそ、熊野の地にたどり着くことには大きな意味があり、古来より「よみがえりの地」と言われてきたのです。
私は3年連続しての熊野参詣となります……生まれ変わって帰ってきたいです!
追伸① 歴代の遊行上人は、お上人に就任するとその報告をするために熊野本宮大社に詣でること(熊野奉告)をしきたりとしてきました。現藤嶺学園理事長東山勉先生は、一昨年遊行七十五代他阿一浄上人に就任し、遊行寺での一連の行事を終えられ、昨年3月に「熊野奉告」を済まされました。
追伸② 「熊野」の「真実」を知りたい方は、『熊野詣 三山信仰と文化』(五来重著/2004年/講談社学術文庫)をお読み下さい。
追伸③ 昨年は出発を前にして、中3生の前で「私は学校の旅行で雨に降られたことはない!」と宣言したのですが、天気予報は雨、雨……。「うそつき!」と言われるかと心配していましたが、結局傘を使ったのはほんの2分くらい(使わない人もかなりいました)……「雨に降られない男」という称号を頂きました!
熊野研修旅行は、平成25年(2013)11月に、私が学年主任兼担任として引率したのが始まりであり、今年で12回目となります。この旅行は、コロナ禍でも1度も途切れることなく実施され、「熊野には何か不思議がある」と思わせてくれるものの1つと感じています。
なぜ、藤嶺藤沢が「熊野」に行かなければならないのかについて、もう既にご存知の方も多いと思いますが、ここで再度確認しておきます。本校は、隣接する時宗総本山遊行寺(清浄光寺)を母体とする学校です。時宗宗祖一遍上人は、13世紀の1239年~1289年に生きた方ですが、出家をして日本全国を巡りながら修行の旅(遊行)を続けました。文永11年(1274)、36歳であった一遍上人は、四天王寺に詣で、ここから念仏札を配る(賦算)ことを始め、高野山を参詣し、熊野へと向かいました。熊野本宮近くに差しかかった上人は、一人の僧と出会い、念仏札を受け取る受け取らないで悶着がありました。そのことで、念仏勧進の心構えを仰ぐために熊野本宮証誠殿に祈願したところ、夢枕に熊野権現があらわれ、人々に念仏を勧める際の心構えを授かったのです。時宗では、このときを一遍上人が「悟りを開いたとき」としているのです。つまり、時宗にとって熊野は、一遍上人が悟りを開いた地であり、言うなれば「聖地」なのです。したがって、熊野研修旅行は、一遍上人の足跡をたどり、聖地を巡る旅であり、また、藤嶺藤沢のルーツに出会う旅でもあるのです。
熊野は「呼ばれなければ行かれない場所」と言われるように、今でも陸路では行きにくいところであります。だからこそ、熊野の地にたどり着くことには大きな意味があり、古来より「よみがえりの地」と言われてきたのです。
私は3年連続しての熊野参詣となります……生まれ変わって帰ってきたいです!
追伸① 歴代の遊行上人は、お上人に就任するとその報告をするために熊野本宮大社に詣でること(熊野奉告)をしきたりとしてきました。現藤嶺学園理事長東山勉先生は、一昨年遊行七十五代他阿一浄上人に就任し、遊行寺での一連の行事を終えられ、昨年3月に「熊野奉告」を済まされました。
追伸② 「熊野」の「真実」を知りたい方は、『熊野詣 三山信仰と文化』(五来重著/2004年/講談社学術文庫)をお読み下さい。
追伸③ 昨年は出発を前にして、中3生の前で「私は学校の旅行で雨に降られたことはない!」と宣言したのですが、天気予報は雨、雨……。「うそつき!」と言われるかと心配していましたが、結局傘を使ったのはほんの2分くらい(使わない人もかなりいました)……「雨に降られない男」という称号を頂きました!