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新聞部活動報告~硬式野球部横浜高校戦~
皆さまこんにちは。
先日、新聞部が取材させていただきました硬式野球部取材の記事をお読みください。→新聞部取材file.007
【藤嶺藤沢、強豪横浜に全力の熱戦 0対4で敗れるも健闘】
 第107回全国高校野球選手権神奈川大会の注目カード、藤嶺藤沢と横浜の一戦は、0対4で藤嶺藤沢が惜敗、横浜が勝利を収めた。優勝候補筆頭とも言われる強豪横浜を相手に、藤嶺藤沢は最後まで粘り強く食らいつく姿勢を見せ、スタンドからは惜しみない拍手が送られた。
 試合前、香西教頭は「相手は今、日本一強いチームだからその相手と試合ができることを誇りに思い、伸び伸びと試合をしてほしい。」と語った。応援団長の富髙さんは「勝利のため最後まで全力で頑張りたい。」と意気込んだ。
 打線では、内海選手が意地の一打を放ち、チームに希望をつないだ。他の選手も懸命に食らいつき、相手エースの織田翔希投手に果敢に挑み続けた。投手陣では、先発の今泉選手が強力打線を相手に4回を粘りの投球でしのいだ。2番手の井手選手は、続く4イニングを無失点に封じる力投を見せ、試合の流れを引き戻そうと奮闘した。
 一方の横浜は、阿部葉太選手や池田聖摩選手の活躍などで得点を重ね、終始試合を優位に進めた。織田投手は、被安打1、奪三振12の投球で完投勝利した。結果は0対4となったが、藤嶺藤沢は「日本一」とも称される相手に対し、全力を尽くして戦い抜いた。試合後には新聞社やスポーツ関連メディアなど多くのマスメディアが駆けつけ、健闘をたたえるインタビューが行われた。
 試合後、菊地監督は、これまで部員を支えて来られた保護者の方へ挨拶をした。「スタンドからの大声援、本当にありがとうございました。このチームは、最初はまだまだ弱かったと思います。だからこそ、チームワークを大切にし、一人一人が必死に練習に取り組みました。“弱い”と言いながらも、この一年で神奈川の強豪校に勝てたことは、大きな一歩だったと思います。今日という日は終わって欲しくないです。78期生と一緒に野球をやった日々はとても楽しく、明日から3年生がグラウンドにいないと思うと、寂しさと不安でいっぱいです。今回の大会に向けて、『甲子園に行く』という目標を口に出して挑戦してくれた若いスタッフや3年生の皆さんの姿に救われました。今後も78期生の思いを引き継ぎ、チーム一丸となって頑張っていきます。本日は本当にありがとうございました。」と、時折涙で声を詰まらせながら語った。
 内海主将は、「本日はありがとうございました。話すのはあまり得意ではないのですが、僕たちはこれまで“弱い”チームでした。でも、しっかり練習を重ねて、たくさんの保護者の方々や部員に支えられながら、ここまでやってくることができました。2年生には、僕たち78期生の思いを背負って、これからも頑張ってほしいです。」と目を潤ませながら語り、最後に「――クリスで終わりましょう!」と笑顔を見せた。すると、背番号17の松島久梨洲選手が一歩前に出て、「3・2・1、勝つぞー!」とユーモア全開の“声出し”で場を和ませ、会場は笑いと拍手に包まれ、仲間の絆の強さを表す感動の一シーンとなった。
 最後は、3年生全員で記念写真を撮り、藤嶺藤沢硬式野球部の夏は幕を閉じた。しかし、藤嶺藤沢の挑戦は、これで終わりではない。78期生の思いを胸に、次なる世代がバトンを受け継ぎ、新たな物語を紡いでいく。いくぞ甲子園。
写真1. 内海主将 2塁打を放つ
写真2. 緩急自在揺さぶるテンポ投球、今泉投手
写真3. 闘魂投球で相手打線に挑む井出投手
写真4. 惜しまぬ拍手 健闘への敬意、感謝
写真5. 声が届く、選手と一つになり戦う
【新聞部 秋山 大庭 川村 堀竹】
5回戦横浜高校戦.pdf









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