3人の息子さんが、全員、藤嶺藤沢に通う経歴を持つお母さま。長男の隆太郎さんは藤嶺藤沢中高を卒業し、現在、関西学院大学の3年生。中学校では軟式野球部、高校では硬式野球部に所属し、大学でもサークルで野球を続けています。次男の瑛二郎さんは藤嶺藤沢に高校から入学し、現在、高校2年生。硬式野球部に所属しています。三男の慶三郎さんは藤嶺藤沢に中学校から入学し、現在、中学2年生。バスケットボール部に所属しています。入学の時期やきっかけも、学校生活の様子も三人三様ですが、思春期の男の子を育てる保護者として、藤嶺藤沢の教育に全幅の信頼を置いているということです。
中学受験を考えて、いくつかの学校の説明会に行きましたが、なかでも藤嶺藤沢は校長先生のお話が魅力的でした。「タフな男子を育てたい」「どんどんチャレンジさせたい」と、毎回、心に響く言葉があり、この校長先生のもとで学ばせたいという思いが強くなりました。生徒たちが遊行寺の門前で一礼する姿も、とてもかっこいいなと感じました(笑)。
息子は3人とも、小学校のころ、少年野球のチームに入っていましたが、次男は特に野球に没頭していて中学受験をする気持ちがなかったんです。
ただ、公立中学校に進学し、高校受験を見据えながら、本気で野球を続けるのは、思った以上にたいへんなことでした。
それに対して、兄が野球を続ける藤嶺藤沢にはすばらしい環境が整っていました。次男は、兄がとても楽しそうに野球に打ち込んでいる姿を見て「自分も藤嶺で野球がしたい!」という思いが募り、高校から入学することを決めました。
三男は末っ子で甘えん坊なところがあり、親としては、公立中学でもいいかなと思っていましたが、ぎりぎりになってから、「中高6年間かけてじっくり“やる気スイッチ”を探す方が、この子にはいいのではないか」と考えるようになり、急遽、中学受験をさせることにしました。
本人はいちばん上の兄へのあこがれがあり、「お兄ちゃんと同じ藤嶺に行きたい」という気持ちが強かったので、先生にも相談させていただいて、お任せすることを決意しました。
宮澤家では、最初から全員を藤嶺藤沢に、と考えていたのではなく、一人ひとりの状況を見ながら、進学を決めていきました。ただ、ご長男の受験ではいろいろな学校を見て選びましたが、ご次男、ご三男のときは、すでに藤嶺藤沢の良さが十分にわかっていたことから、学校選びで迷うことはまったくなかったのだとか。特に先生方が生徒と関わる絶妙な距離感や親身になってくれるあたたかさ、保護者に対してのきめ細やかな対応に大きな安心感があったそうです。先生同士のコミュニケーションもとれていて、「どの先生も見守ってくれている」と感じたことも信頼につながりました。
入学する前はバンカラなイメージもありましたが、実際には先生も生徒もおだやかでとても居心地のいい学校だと感じました。通学路を歩く様子を見ても、みんな品があり、好青年ばかりの印象です(笑)。
何よりいいと思うのは、仏教を根幹においた独特な教育で、茶道や剣道、陶芸まで学べることです。しかもそれが日常の学校生活の中にあるので、自然に体にしみこんでいます。家でも正しい作法で食事をしたり、家族の法事でお経を唱えたりするので、そばで見ている親も気持ちがいいんです。社会のグローバル化が進み、これから海外の人と交流することも多くなると思うので、日本文化をちゃんと理解していて、自分の言葉で説明できるのは大切なことだと思っています。
また、長男、次男は野球部、三男はバスケットボール部に所属し、その中でも大きく成長させていただいていると感じます。特に長男は中学校の軟式野球部で、初心者の仲間とともにプレーをしたり、やったことのないポジションについたりと苦労することもあったものの、キャプテンを務めて精神的にも鍛えられ、野球の楽しさを実感して、高校では硬式野球部に進みました。藤嶺の硬式野球部は強豪で知られていて、高校から実力のある選手が入ってくるので、覚悟のいる決断でしたが、とてもいい仲間に恵まれ、すばらしい青春を送ることができたと思います。
次男は高校から入学したこともあって、最初のうちは男子だけという環境に違和感があり、文句も言っていましたが(笑)、今ではすっかり慣れて、体育祭で思いっきり弾けるなど、男子校ライフを満喫しています。
三男も入学後すぐは「友だちができない」と嘆いていたものの、オリエンテーションで一泊したのをきっかけに、一気にクラスの仲が深まったようで、その後はとても楽しく通っています。
長男は、これからも藤嶺で培った「どんなときもたくましく、へこたれない打たれ強さ」を持ち続けて、いろいろなことにチャレンジしてほしいですね。次男は高いレベルの文武両道を目指して、友だちと刺激し合いながら頑張ってほしいと思います。
三男はまだまだこれからですが(笑)、藤嶺の授業で英語が好きになったと言っているので、時間をかけてステップアップし、やりたいことを見つけてくれたらうれしいです。
長男が藤嶺に通っていたころ、野球部の日誌や、担任の先生とやり取りをする「生活ノート」に、よく、「人間力を高めたい」と書いていました。この「人間力」という言葉こそが、藤嶺の教育を明確に表していると感じます。
先生方がいつも生徒に話してくださっているのだと思いますが、子どもたちがこの先もずっと「人間力」を意識して生きていってくれたらいいと願っています。
藤嶺藤沢は、先生も生徒も保護者も家族のように近く、アットホームな雰囲気です。保護者も心配があれば、気楽に先生に相談できます。長男は親とはあまり話さないタイプでしたし、次男、三男も自分に都合のいいことしか話さないので(笑)、先生から学校での様子を聞かせていただけるのはとてもありがたいです。部活動の応援や学園祭のお手伝いなど、保護者同士で交流する機会もあり、私自身も藤嶺ライフを楽しませてもらっています。ぜひ、一度実際に学校に足を運んでみてください。生徒にも保護者にも人気抜群のキャラクター、トーレくんも待っていますよ!