高2研修旅行~九州方面4日目~

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藤嶺 広報

B!
研修旅行もいよいよ4日目を迎えました。長崎は今日も朝から強い日差しが照りつけ、秋とは思えない暑さが続いています。
本日は、今回の研修旅行のメイン行事である「探究」の研修に取り組みました。1学期から積み重ねてきた探究の授業を、実際の地域や人々と関わる実践の場で体験する、大変意義深い一日です。この研修は、12月に予定されている成果発表へと繋がる重要なステップでもあります。今回の九州研修では、「長崎市」と「東彼杵町」の2つの地域に分かれて活動を行いました。それぞれの土地が持つ歴史や文化、課題に触れながら、生徒たちは自らの問いを深め、学びを広げていきます。
〈長崎市〉
長崎市組の探究研修では、「地域の隠れた”タカラ”の探し方・届け方」をテーマに研修を行いました。
まず、ふるさと納税の返礼品を企画・プロデュースされている方から、地域に埋もれている魅力に気づくための視点、そしてそこからターゲット・目的・コンセプトを明確にしていくこと、についてお話を伺いました。地域の魅力は、目に見えるものだけでなく、暮らしの中に息づく文化や人の営みにも宿っている――そんな気づきが生徒たちの探究心を刺激します。
その後、生徒たちは長崎市の中心部を3つの地区に分けてフィールドワークを実施。それぞれの班が、実際に街を歩き、人と出会い、風景に触れながら「この地域ならではのタカラ」を探しました。
最後は、各班が見つけた“タカラ”を発表。どの班も、地域の魅力を自分たちの言葉で伝えようと工夫を凝らし、聞き手に新たな視点をもたらす発表となりました。
〈東彼杵町〉
東彼杵町組の研修テーマは、「人が集まる“まち”の仕掛けづくり」。地域に根ざした活動を通して、まちの魅力をどう育て、どう伝えていくかを学びました。
まず、町おこしに取り組まれている方から、地域活性化の背景や取り組みの工夫についてお話を伺いました。続いて、実際に立ち上げられた店舗を訪問し、それぞれの店が持つコンセプトやこだわりについて、直接質問を交えながら学びました。生徒たちは積極的に質問を重ね、地域の方々の思いや工夫に触れることで、次第にその活動に惹かれていく様子が印象的でした。
時間はかかったけれど、今では町全体が応援してくれている、という話も印象的でした。そこには、地域づくりの奥深さと、人と人とのつながりの力が込められていました。
研修の締めくくりには、生徒一人ひとりが「ときめいた〈ところ〉〈もの〉〈ひと〉〈こと〉」をテーマに発表を行いました。注目したポイントや視点の違いが際立ち、それぞれの感性が光る、興味深い発表となりました。
さて、いよいよ研修旅行も明日が最終日となりました。「百里を行く者は九十を半ばとす」――旅の終わりが見えてきた今こそ、気を緩めず、最後の一歩まで丁寧に歩みを進めたいところです。
残りの時間も、安全と健康に気を配りながら、心に残るひとときを丁寧に過ごしてまいります。




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