校長ブログ~2025 春の来ない冬はない「一陽来復」~

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藤嶺 広報

B!
つい先日年が明けた気がしますが、もう1月半ばです。まさに「光陰矢のごとし」です。
 日本では1月~3月は入学試験の季節です。1月は埼玉・千葉で中学入試があり、神奈川の私立高校推薦入試、そして「大学入学共通テスト」が実施されます。2月に入ると東京・神奈川の中学入試と高校入試、そして大学入試(一般選抜型)もいよいよ本番を迎えます。
 このように、小学6年生、中学3年生、高校3年生(浪人生)という、児童から成人(18歳成年年齢)まで受験に挑むのが、日本の1月~3月なのです。
 今週末に迫った一般選抜型大学入試の第一関門となる「大学入学共通テスト」は、授業や教科書で学んだ知識を運用して考える力が必要とされ、「知識の量」ではなく「知識の使い方」が試されますが、実施5年目となりましたので、対策のノウハウもかなり進化しているようです。ただし、今年は「新課程」の大学入学共通テストとなり、初めて「情報Ⅰ」が受験科目として登場します。「情報Ⅰ」が合否に大きく影響する大学は多くないようですが、「共テ」の時間割としては最終科目となりますので、「情報Ⅰ」も「勝負科目」の受験生にとっては、集中力の維持もキーとなるでしょう。
 さて、中学入試、高校入試、大学入試のそれぞれの受験生は、志望校合格に向けて長期にわたって準備を重ねてきました。受験には「定員」がありますので、すべての受験生の努力が等しく実を結ぶとは言えません。しかしながら、「春の来ない冬はない」「冬来たりなば春遠からじ(If Winter comes, can Spring be far behind?)」という言葉があります。今はこれらの言葉を信じて、最後の最後まで粘り強く勉強を続け、受験生の皆さんが「合格」という「狭き門」を自らの力で開けることを切に願っています。
 すべての受験生の頑張りにエールを送ります。

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