学校長ブログ~ナンバンギセル~

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藤嶺 広報

B!
まだ暑い日が続くようですが、秋の気配をあちこちに見たり感じたりするようになりました。
 「ナンバンギセル(南蛮煙管)」という植物を知っているでしょうか。広辞苑には「ハマウツボ科の一年生寄生植物。ススキ・ミョウガなどの根に寄生し、全体に葉緑素を欠く。高さ15センチメートル。秋、淡紅紫色花を頂につけ、横を向いて開く。花冠は長い筒形、先は5裂。古名、おもいぐさ。〈季語 秋〉」と出ています。また、同じく広辞苑の「寄生植物」の説明には「他の生物から栄養を取る植物。ナンバンギセルなど葉緑素を欠き炭酸同化作用による独立生活を営まないものと、ヤドリギのように葉緑素を持ちながら半寄生するものとがある。」とあります。
 実は拙寺本堂裏手にミョウガがほんの少しですが毎年出る場所があり、この時期になるとそこにナンバンギセルが毎年花を咲かせるのです。ナンバンギセルが咲き始めると次第にミョウガの花穂(食べるところ)は出なくなります。
 ナンバンギセルは、珍しいとは言えないまでも、なかなか目にする機会がない植物です。鎌倉のある写真家グループは、拙寺にナンバンギセルの花が毎年咲くことを知っており、先日も写真を撮りに来ていました。そのお蔭で、以前撮影した写真が『かまくら春秋9月号』中ほどのカラーページ「鎌倉と折々の花」で紹介されています。
 こちらには、以前私が撮影したものを載せておきます。よく見ると、根元にミョウガの花穂も写っています。

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