遊行寺春季開山忌

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藤嶺 広報

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4/22(月)・23(火)の2日間、遊行寺で「春季開山忌」が修行されました。「開山忌」とは、そのお寺を草創した僧の遺徳を偲んでおこなわれる法会です。すなわち、遊行寺開山呑海(どんかい)上人を偲ぶ法会だったのです。
 遊行寺(清浄光寺)は1325年(正中2)に、遊行四代呑海上人によって開かれました。呑海上人は、当時「俣野(今の横浜薬科大の周辺?)」を拠点にしていた兄の俣野五郎景平から遊行寺の地を寄進されたようです。その時点では既に「遊行上人」の地位を安国上人(遊行五代)に譲っていたので、呑海上人は遊行寺(創建時は清浄光院)に住まわれたとのことです。それ以来、遊行寺は「遊行」を終えたお上人(藤沢上人)が住む寺となり、来年で「開山700年」となります。ちなみに、現在は、遊行上人と藤沢上人を同時に兼ねることになっています。
 今年の開山忌では、22日(月)に「踊り念仏」が奉納されました。この「踊り念仏」は、「踊り念仏保存会」のご婦人方によるもので、太鼓や鉦に合わせて輪になって、前に動いたり横に動いたりしながら「踊る」のです。今年も立派なご奉納となりました。
 ご存知かもしれませんが、遊行寺には「秋季開山忌」もあります。正確には「開山」ではありませんが、時宗を開いた一遍上人を偲ぶ法会となっています。こちらは、以前は秋のお彼岸におこなわれていたこともあり大変賑わったそうで、藤嶺藤沢は秋分の日の前日を「開山忌休日」としていたくらいなのです。現在は、9月14日・15日に行われます。

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