校長ブログ(9/21)

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愚公移山

 遊行寺四十八段下の伝道掲示板にある「今月の言葉」は、「愚公移山」です。この言葉は、「何事も根気よく努力を続ければ、最後には成功することのたとえ。」です。『広辞苑』によると次のように出ています。「北山の愚公が、齢90歳にして、通行に不便な山を他に移そうと箕(み)で土を運び始めたので、天帝が感心してこの山を他へ移したという寓話。」出典は『列子(湯問)』とのことです。
 現在、高校3年生は、年内入試の受験シーズンを迎えようとしています。年内入試の中の「学校推薦型選抜」の1つである「指定校推薦」は、どちらかと言うと「愚公移山型」と言えるのではないでしょうか。高校1年生から、コツコツと努力して中間試験・期末試験、そして小テストや課題提出にしっかり取り組んできた成果が、「指定校推薦」に結実すると言えるかもしれません。
 年内入試には、「総合型選抜」=「受験生の学ぶ力を総合的に評価・判断する選抜方式で、いわゆるペーパーテストの点数だけで評価するのではなく、知識・技能、思考力・判断力・表現力、学びへの意欲や人間性などを多面的に見ていく選抜方式」があります。こちらにチャレンジをする生徒もかなりいるようです。私が思うには、「総合型選抜」にチャレンジする生徒は、自分がこれまで取り組んできたことを言語化し、そのことが今の自分にどのような影響を与えたのか、その取り組みは社会とどんな接点があるのか、その取り組みを進めていくことでどんな未来が描けるのか、などを考え、まとめ、人にわかってもらえるように発表する、という過程を経ることで、大きく成長することを求められているのです。そして、その「成長」こそが、合否に大きく関わると思うのです。
 「年内入試」にチャレンジする生徒の皆さん、大いに頑張って下さい。
 来年1月・2月・3月に「一般選抜型入試」を受ける生徒の皆さん、12月になると周囲に「大学合格者」が誕生しますが、焦らず、周囲の一喜一憂に左右されず、自分の目標を高く掲げ、それに向けての努力をたゆまず継続していきましょう。「トウレイ」の「イ」は、「一途に頑張る勇猛精進」です!

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