校長ブログ~卒業証書授与式~

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令和7年度 藤嶺学園藤沢高等学校 卒業証書授与式

 去る3月1日に、令和7年度の高校3年生を送り出す卒業式がおこなわれました。
 本校での学びの成果は、成績だけでなく、その佇まいや振る舞いにも確かに表れていました。
 以下は、本校の根幹をなす仏教(時宗)と茶道について、「学校長式辞」の中で私が述べた部分です。 

 本校は、仏教の教えを基に、学問のみならず「人としての在り方」を大切にする教育を行ってきました。時宗には、「専ら慈悲心を発して他人の愁いを忘ることなかれ」「専ら柔和の面(おもて)を供えて、瞋恚の相を現すことなかれ」「専ら自身の過ちを制して他人の非を謗ることなかれ」といった教えがあります。これらに共通するのは、他者を思う心、すなわち「思いやり」です。真の大人として、こうした人間性の向上が求められています。
 また、本校は「生徒全員が茶道を学ぶ学校」であるのも、まさに「人としての在り方」を磨くためです。茶道において、亭主は客のために心を尽くし、客はそのもてなしに心からの感謝をもって応えます。主客の心が通い合い、一座が一つとなるところに、茶道の真髄があります。その修練を通して皆さんは、礼節と敬意を身につけ、心を整える力を養い、思いやりと共感力を育み、日本文化とその精神性を体得し、そして「今、この一瞬」を大切にする心を深めてきました。こうした日々の積み重ねこそが、皆さんの人格を磨き、人としての確かな土台を形づくってきたのです。これから先、どのような道を歩もうとも、この茶道で培った心が、皆さんの歩みを静かに支え続けてくれることでしょう。

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