特別講演会「1936年からのメッセージ ― 卒業アルバムがつなぐ絆」

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藤嶺 広報

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3月10日、本校体育館にて高校1・2年生を対象に、特別講演会「1936年からのメッセージ ― 卒業アルバムがつなぐ絆」 を開催しました。
今回の講演会は、アメリカ在住の日系人 パティ・ヒラハラ様 のご親族の遺品から、1936年(昭和11年)の本校卒業アルバム が見つかったことをきっかけに実現したものです。このアルバムは当時の卒業生 江藤忠次氏 のもので、約90年の時を経て本校へと戻ってきました。
当日はヒラハラ様と ノリオ・ウエマツ様 をお迎えし、講演を行いました。また、今回お二人と学校をつないでくれた朝日新聞の五十嵐大介記者からも、アルバム発見の背景について説明がありました。講演会に先立ち、ヒラハラ様より本校へ卒業アルバムが寄贈されました。
ウエマツ様からは、アメリカに移民したご家族の歴史についてお話しいただきました。真珠湾攻撃によって日系人を取り巻く状況が大きく変わったこと、そして戦後のご家族やご自身の歩みについて語られました。
続いてヒラハラ様からは、ご家族が経験した日系人収容所での生活について、当時の写真を紹介しながら説明がありました。また、日系四世としてアメリカ社会で生きてきたご自身の経験についてもお話しいただきました。
質疑応答では、生徒から「差別をなくすにはどうすればよいか」という質問があり、ヒラハラ様は、互いをリスペクトする気持ちを持つこと、そして自分たちの世界にとどまらず外へ踏み出し、互いを理解しようと努めることが大切であると語られました。
講演会の最後には、本校校歌を全員で斉唱しました。本校校歌は林校長の祖父である林義善先生が作詞されたもので、林義善先生は江藤忠次氏が在学していた当時の校長でもありました。約90年前の卒業生の時代と現在の生徒が、校歌を通してつながる印象深い締めくくりとなりました。
寄贈いただいた卒業アルバムは、今後大切に保存し、本校の歴史を伝える資料として活用してまいります。
*パティさんたちと写っている古時計は江藤忠次さんの代(藤中18期生1936年卒)の卒業記念品です。


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