高2研修旅行~東北方面2日目~

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藤嶺 広報

B!
【東北の歴史と自然を体感 研修旅行2日目】 10月8日、高校生活で一度きりの研修旅行2日目がスタートしました。早朝6時30分に起床し、7時からの朝食で一日のエネルギーをしっかりと補給したあと、出発の準備を整えました。 8時45分、宿泊先のホテルを出発しました。バスガイドの石戸谷さんの案内で、徒歩約5分で世界遺産・毛越寺(もうつうじ)へ向かいました。石戸谷さんは、毛越寺に隣接する観自在王院跡について、「舞鶴が池は、上空から見ると、鶴が羽を広げて舞っている姿に似ていることから、その名がつけられたと言われています」と紹介してくださいました。また、毛越寺の名前の由来についても、「漢字の『越』は『オツ』と読まれることがあり、『モウオツジ』が『モウツジ』に、さらに変化して現在の『モウツウジ』という読み方になったとされています。」と説明してくださいました。
到着後、毛越寺周辺の庭園跡などを散策し、住職の法話を拝聴して心を静め、歴史と向き合うひとときを過ごしました。取材日である10月8日は、毎月8日に行われる薬師縁日であり、神仏と人々との縁起がより深まる日として午前11時に法要が営まれたそうです。毛越寺は、平安時代の庭園文化と浄土思想を今に伝える貴重な遺産であり、中尊寺や無量光院跡とともに、「平泉 — 仏国土を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」の一部として、2011年にユネスコ世界遺産に登録されました。 その後、ドライバーの千田幸明氏が運転するバスで、約5分で中尊寺へ移動しました。中尊寺は、平安時代の永承5年(1050年)に、奥州藤原氏の藤原清衡によって創建されました。奥州藤原氏は、鎌倉幕府成立以前に東北地方を治めた豪族で、平安文化の影響を受けた華麗な寺院や庭園を平泉に築きました。中尊寺はその象徴であり、とりわけ金色堂は、金箔で覆われた内部装飾が有名です。生徒たちは、「キレイキレイ」と感嘆の声を上げていました。 12時からは平泉レストハウスで昼食をとりました。メニューは、きのこご飯、お雑煮、あんこ餅、甘いタレにつけた餅など、東北ならではの味覚が詰まった餅づくしで、生徒たちはエネルギーを補給しました。 午後は13時15分から、豊かな自然が残る猊鼻渓(げいびけい)で舟下り体験に参加しました。船は上流に向かって進み、舟頭さんは「今上っているのは砂鉄川といい、その名の通り砂鉄や金が採れたところで、過去には『ブラタモリ』という番組でタモリさんが金を採りに来たこともあります」と説明してくださいました。舟下りの折り返し地点に着くと、大猊鼻岩の岩穴に願い事を書いた運玉を投げ入れる挑戦をしましたが、2名の生徒が見事に成功を収めました。下りは、舟頭さんの歌を聞きながら渓谷の絶景を眺め、生徒たちにとって忘れられない思い出となりました。 15時30分、再びバスで移動し、17時45分に仙台秋保温泉ホテルニュー水戸屋へ到着しました。18時からは夕食と入浴で疲れを癒やし、22時の就寝を前に部屋で友達と歓談しました。本日も充実した一日を終え、生徒たちは翌日の活動に備えて静かに目を閉じたいと思います。
新聞部AKI




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